今年創立20周年を迎えるNPO神岡・町づくりネットワーク。
「レールマウンテンバイクGattan Go!!」の運行はコロナ禍でも好調を維持し、
むしろコロナ前よりも利用者数が増加傾向とのことです。
ここは旧神岡鉄道「(旧国鉄神岡線)の廃線跡で、
現役当時の線路上をタンデムのレールマウンテンバイク
(電チャリを台枠でつなげたもの)で走ります。
現在は全国のあちこちで見られるレールマウンテンバイクの草分け的な存在です。
現在、渓谷コース、まちなかコースの2区間で運行されていますが、
とくに渓谷コースでは飛騨山脈の峡谷、高原川沿いにかかる鉄橋を通り、
トンネルにも入ります。風を浴びて走り抜ける爽快感は満点です!
昨年「旅と鉄道」の取材でもお邪魔しましたが、
今回はその未開通区間を含め、
旧飛騨中山駅から終点の奥飛騨温泉口駅まで、
特別に、保線用のトロッコで視察させていただきました。
未公開区間には、当時の面影を残す茂住駅、
そして茂住トンネル(3.1Km)、
割石トンネル(2.6Km)という
2本の超!長尺トンネルが待ち構えていました。
その”闇〟の凄さ!
絶対に都会では味わえない飛騨山脈の”地山”の中にいる静寂感を、
まさしく肌で感じました。
どちらも、仮に限定イベントでも公開されれば、
現在、日本で通れる廃線跡としては最長!となります。
外は30度を超える猛暑でしたが、長いトンネルの中はひんやり、冷涼!
そして、トンネル側壁に刻まれた巻圧”60〟(通常の1.5倍程度)の表示に、
複雑な地形、おそらく水分を多く含んだ難工事を想起しました。
(実際、工期は3年間に及びました)
このトンネルがあったおかげで、
豪雪地域の神岡で、いくたびか豪雪による道路の通行止めの際に
ヒト・モノを運び、沿線の人々を救う役割を果たしてきました。
この未開通区間をどう活用すべきか?
7月29日(金)に神岡町公民館で行われる
NPO創立20周年記念の講演(事務局:神岡商工会議所)でも
地元の皆さまとお話ししていきたいと思います。
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