12月２日（土）、夏のツアーが好評で第2弾として開催された、

「埼玉県北の隠れた名所を巡るバスツアー」に参加しました。

※主催：北武蔵トラベル（一般社団法人長瀞町観光協会）

今回も道路幅や施設のキャパの関係で、中型バスでスタート。

まず、本庄市にある「競進社模範蚕室（きょうしんしゃ もはんさんしつ」を見学。

NHK大河ドラマでも渋沢栄一氏の生家が養蚕農家でしたが、

このエリアで蚕（おかいこ様）をどのようにしたら丈夫に育てられ、

生糸を効率的に生産できるか、ここはそれを学ぶ塾のような存在で、

江戸時代末期から明治時代初期にかけて、塾の数も増えていったそうです。

参加者の方から「小さい頃蚕棚（かいこだな）が自宅にあった」という声もあって、

”おかいこ様”と埼玉との縁の深さを感じました。

ツアーのお楽しみのランチは「Cafe Ninokura」～カフェ二ノ倉で「本庄グルメ御膳」。

ホンモノの”蔵”の中を改装されたレストランを貸し切ってのツアー限定ランチは、

季節の野菜で彩りが良く、名物「つみっこ」も付いてボリューム満点でした。

周辺は旧中山道沿いで、歩きながら今も”蔵”が多いことを感じました。

「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」は最近までケーキ屋さんだったとか。

ここは煉瓦好きにはたまらない造形で、路地から眺める明治の煉瓦建築が素敵でした。

煉瓦はお隣の深谷の官製煉瓦で、

貴重な煉瓦の刻印（工場などを記したもの）も見られました。

圧巻は「本庄早稲田の杜ミュージアム」。

この地で発掘された埴輪や土器などが数多く展示されているのですが、

何とその一部（ホンモノの縄文式土器）に触って、持ち上げる体験も出来ました。

ずっしり重かった！

遥か縄文時代、石器時代に新たな興味が湧いてきて、

本庄早稲田駅からも徒歩圏内で、わざわざ来る価値が十分にあると感じました。

最後に「上里カンターレ」でショッピング。

館内で作られたバームクーヘンの”切り落とし”と、

隣接した農産物直売所で上里名物のでっかい梨も購入しました。

埼玉県北エリアは車でも行けるのですが、

貸切バスでゆったりと移動できて、箇所ごとにガイド説明があるのでわかりやすく、

”学ぶ”楽しさを満喫しました。

好評の北武蔵トラベル（長瀞町観光協会）の次のツアーは、

2月17日（土）「蔵やワイナリーをめぐりオーガニックを感じるバスツアー」。

長瀞などの酒蔵、ワイナリー、醤油蔵をめぐり、試飲や購入もできるそう。

冬ならではのツアーに、また参加したいと思います。

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