鉄道模型レイアウト(ジオラマ)を説明される国土交通省大和川河川事務所・山本所長
(手前左は柏原市・冨宅市長)
幅3mのレイアウト全景(新線と旧線のエンドレス)、中央に地すべり面がどーん!
昭和初期の旧線、圧壊し不通となった旧亀の瀬隧道が右側に見える
鉄道模型レイアウト製作の第一人者ディディエフ、渾身のスクラッチ(手作り)による
大和川第4橋梁ではワーレントラスを桁受けにし、川の流れから鉄道を守る構造を再現
ほかにもビジュアル資料が沢山あるのですが、
ここは圧壊した旧大阪鉄道亀瀬隧道のヒストリーを主体としたゾーン
亀の瀬(大阪府柏原市)は太古から日本有数の地すべり多発地帯で、
国土交通省大和川河川事務所による大規模な防止対策工事が施されてきました。
その歴史をビジュアルに体感できる亀の瀬地すべり歴史資料室がこのたびリニューアルオープンします。
大和川を見渡す高台に移転し、まもなく桜が美しい場所でもあります。
その入口に幅3m、奥行き1mの大型Nゲージレイアウトがお目見えします。
(製作:株式会社ディディエフ)
昭和7年に当時の関西本線の亀の瀬隧道が地すべりにより通行できなくなり、
やがて圧壊し、現在の対岸ルートがわずか1年足らずで開通したのですが、
奇跡的に残り公開中の亀の瀬隧道や、迂回ルートにあるワーレントラスの特徴的な大和川第4橋梁、運休中の徒歩連絡路やぶどう畑まで、現代と過去がミックスされた
奇跡のようなレイアウトで、車両も新旧織り交ぜてエンドレス運転されます。
光栄にも、このレイアウトの監修を通じてお手伝いをさせて頂きましたが、
足掛け2年に及んだ資料館リニューアルの検討など、大変勉強になりました。
「もう、すべらせない!!」を合言葉に日本遺産にも認定された
亀の瀬の歴史と今を、ぜひ一度ご覧になっていただければ嬉しいです。
(鉄道の場合、JR大和路線河内堅上駅下車徒歩約20分、駐車場あり、月曜休館)
最後に関係者の皆様、大変お疲れ様でした。
#亀の瀬
#柏原市
#もうすべらせない